今更ながらGoogle日本語入力の特殊な変換について

僕は普段、Google日本語入力を使ってます。Macというと「ことえり」なのかもしれないですが、Windows時代からGoogle日本語入力を使っていたこともあって、初めてMac買った時も操作方法がよくわからなくて、すぐにGoogle日本語入力をインストールして、ことえりはOFFにしてしまったくらいなのでことえりの使い方は全然知らなかったりします。

僕がGoogle日本語入力を気に入っている点としては、他のIMEにもある機能ですが、郵便番号辞書や豊富な顔文字なども便利ですし、特殊なショートカット、特に z + l キーで → など、矢印を簡単に出すことができるのが便利だなあと思ってます。

そんなわけで、僕がよく使っているGoogle日本語入力の便利な変換をまとめてみました。他にもいろいろあると思いますし、別にGoogle日本語入力特有の機能というわけでもないものもあるかと思いますが、とりあえず。

 

Zキー併用のショートカット

キー入力出力結果キー入力出力結果
Z+HZ+[
Z+JZ+]
Z+KZ+,
Z+LZ+.

このZシリーズのショートカットが鬼のように便利です。ホンモノの鬼が便利かどうかは知らないですが、とにかく便利。

Z+Lで → を出した状態でスペースキー連打すればさらに変換候補が出てきます。

20121003-googleimearrow.png

ほとんど機種依存文字なので使いにくい場面もあるとは思いますが、"⇒" とかもすぐ出せるので重宝しています。

 

郵便番号変換

例えば「100−0001」 のように7桁郵便番号をハイフン区切りで入力すると「東京都千代田区千代田」のように住所を知ることができます。まあ、これは他のIMEでもよくある機能ではありますが。
 
 
今時、住所入力フォームには郵便番号検索機能が付いているのも珍しくないですが、郵便番号検索がついていないフォームなどで住所を入力しないといけない場合などにとても重宝しますよね。
 
ただ、いつ頃郵便番号情報は更新されるのかが不明です。例えば、つい先日2012年10月1日に埼玉県の白岡町が市制施行し「白岡市」になったのですが、白岡市役所の郵便番号349-0292は、今日現在では「埼玉県南埼玉郡白岡町大字千駄野 白岡町役場」のように変換されてしまいますね。
もちろん、GoogleMapsなどでもしばらく白岡町のままでしょうけど。

 

 

基数変換

 

例えば数字で「10」と入力して変換候補を見てみます。

20121003-googleime10.png

変換候補が13個。こちらは1ページ目。こんなの他のIMEにも普通にありそうですが、ローマ数字への変換とかあるのも面白いですね。でも、機種依存文字ということもあり、12までのローマ数字しか変換できないようです。13以降は出てきません。まあ、機種依存文字なので使わないようにしときたいと思います。

別に機種依存文字でなくとも、半角アルファベットでひたすらアラビア数字→ローマ数字変換できるようにしてくれればいいのに。なんだかGoogleさんらしくないです(笑)

 

20121003-googleime10-1.png

こちらは変換候補2ページ目。2、8、16進数への基数変換ができるのは職業柄便利ですね。ただし、10進数からの基数変換しかできません。

16進数から10進数に変換したいなあと思って「0xa」を変換しても10進数の「10」には変換することはできません。Googleさんらしくないです(何を期待しているのか(笑))

計算機能

本家のGoogle検索でも使えますが、Google日本語入力を電卓がわりに使えます。

20121003-googleimecalc1.png

こんな感じで計算式を入力して、最後にイコール(=)をつけた状態で変換します。ちなみにコンピュータでは乗算(×) は *、除算(÷) は / で表現します。

20121003-googleimecalc2.png

答えの22がちゃんと出てますね。電卓の代わりにもなるのです。

 

和暦変換

和暦変換もかなりキてます。

鎌倉幕府が始まった1192年(今、学校で習うのは1185年でしたっけ?)を「1192ねん」で変換します。

20121003-googleimewareki.png

建久3年! あってるかどうかはよくわからないですが、まあ、あってるんでしょう(笑)

ちなみに、昭和から平成に変わった1989年(昭和64年・平成元年)は両方候補に出てきます。

20121003-googleimewareki2.png

ちなみに、「へいせいがんねん」を変換しても1989には変換できません。もう一息、頑張ってほしいです(笑)

 

充実の日付・時刻変換

 まあ、僕は滅多に使わないんですが、「次の日曜日は何日だっけ?」と思ったら「にちよう」とか「にちようび」を変換します。

20121003-googleime.png

すると、次の日曜日の日付が出てたりします。もちろん、次の月曜を知りたかったら「げつよう」で出ます。他にも「いま」「あした」「こんげつ」「らいねん」「きょねん」などで該当する時刻や年月日を表示させることができますよ。

あまり活用(?)すると「姉ちゃん、明日って今さ!」って入力するつもりが、「姉ちゃん、2012/10/04って15:55さ!」って感じになってしまうのでご注意ください(?)

入力補助が充実しています

というわけで、Google日本語入力は、IMEとしても便利に使っているんですが、郵便番号検索、電卓、時計など、入力補助ツールとしての側面がかなり大きいなと思ってます。

しかもフリーで使えてしまうというのは嬉しい限りです。

 

Google日本語入力がリリースされて随分たっていますし、今回紹介した変換方法はほとんどメジャーなような気もしますが、たまに Z+L の矢印変換とか知らなかったという人も見かけることがあるので書いてみました。

もし、Google日本語入力使っていて「この変換方法は知らなかった」とか、「便利そうだからGoogle日本語入力使ってみよう」という人のお役に立てれば嬉しいです。

「こんな変換もできるよ」というのがあったらぜひ教えて下さいね。

 

Google日本語入力はこちらからダウンロードできます。Windows、Mac、Android版があります。