2012年6月に実施されたiTunesカードの割引で一番オトクだったのはどこなのか考察してみた
iTunesストアで音楽やiPhoneやMacの有料アプリを購入する時、その都度クレジットカードで買うよりも、iTunes Cardを割引販売などで買って入金しておいた方がオトクな場合が多いですよね。
もちろんお持ちのクレジットカードにものすごい特典がついていればそちらを使った方がオトクな場合もあるかもしれませんが。それに、クレジットカードを持っていなかったり、セキュリティ的に心配、そもそもあまり使いたくない、という人もいると思いますし、iTunes Cardでチャージすればそういう問題もありません。わざわざ買いに行ったり、コード入力したりする面倒くささはありますけど。
先月はMacBook ProやAirの新機種が出たりしましたし(僕もMBA買っちゃいましたし)、今月Macの新OS、OS X Mountain Lion が出ることもあり、コンビニや家電量販店ではiTunes Cardの割引販売キャンペーンが盛んに行われていたりします。しかし、各社キャンペーン内容がいろいろあってどこで買うのが一番お得なのかとてもわかりにくいです。まあ、どこで買っても普通に買うよりはオトクではありますが、どうせなら一番オトクに買えるところで買っておきたいですもんね。
すでに終了してしまったキャンペーンも多いのですが、今後のためにも各キャンペーンの特徴や、実際どのキャンペーンがオトクなのか、まとめておきたいと思います。
2012年6月に実施された(もしくは7月になっても実施中の)主なキャンペーンは以下のとおりです。
- Apple本体製品と同時購入でiTunes Card20%OFF(ヨドバシカメラ・ビックカメラ・ヤマダ電機) 6月末で終了
- 2枚目半額。25%OFF(ヨドバシカメラ・ビックカメラ・ソフマップ) 7月1日で終了
- 最大16.7%現金割引(サークルKサンクス) 6月29日で終了
- 最大20%ポイント還元(セブンイレブン・ローソン・スリーエフ) 実施中(7月6日まで・ローソンのみ9日まで)
- 最大20%デジタルコードプレゼント(イオン)7月31日まで実施中
今日(2012年7月2日)時点で実施されているのは、セブンイレブン(6日まで)、スリーエフ(6日まで)、ローソン(9日まで)のポイント還元、イオンのデジタルコード(31日まで)の4つですね。このエントリ、もっと早く書けば良かったんですが… 役立たずですみません(笑) きっとそのうち同様のキャンペーンをやると思いますので、その時参考になれば…
もちろん、今後も各社今回と同じ内容のキャンペーンを張ることが決まっているわけではないですので、あくまでご参考、ということでよろしくです。また、僕の個人的な意見でもありますので、的外れなところとかもあるかもしれませんので鵜呑みにはしないようにお願いします。あと、どっかの回し者ってわけでもないです(笑)
ちなみに、我が家は当初、セブンイレブンのnanaco還元で 5,000円分、その後、ヨドバシの2枚目半額で10,000円分、合計15,000円分先月中に購入しました。そもそも5,000〜10,000円分くらい買っておく予定ではあったのですが、どちらもキャンペーンが始まったので買っておこうという衝動買いでして、特に今回のように各キャンペーンを比較した上での結果ではありません。
今振り返ると、過去の傾向を把握した上で、落ち着いて判断できていればもうちょっとオトクに買えたんだろうな、と。その反省を踏まえて次回以降に活かすための考察エントリです。
Apple本体製品と同時購入で割引
まず、真っ先に消さざるを得ないのは、家電量販店各社でヒッソリと実施されていた「Apple本体製品と同時購入でiTunes Card割引」ですね。
前提条件として、Apple本体製品(Mac, iPhone, iPad, iPod)を購入しなければならないので、「iPadを買ったからついでにiTunes Cardも買っておこう」ということであれば利用しようかという気にもなりますが、iTunes Cardを安く買うために高価な本体を買おう、というのであれば本末転倒です。というかセレブです。そんな人はこんなエントリ読むだけ無駄です(笑)
さらに1回の購入で対象となるiTunes Cardは1枚だけでした(ヨドバシカメラのみ上限50,000円分まで)ので、1万円券を買って20%割引で最大2,000円という上限が。50,000円上限のヨドバシカメラであれば最大10,000円割り引かれましたのでそれなりにお得感がありそうでしたが、そもそもどれだけの人が50,000円分もチャージしておくんだ、と。あまり現実的でないなあ、と。誰かが本体買う時に便乗して友達とお金集めてiTunesカードを共同購入、のようなケースであれば有効活用できそうですが…
しかも、ヨドバシカメラとビックカメラに関してはキャンペーン期間後半で、2枚目半額キャンペーン(実質25%OFF)も並行して実施されたので、この本体同時購入キャンペーンの影はさらに薄くなってしまいました。実際のところ、WWDC2012の新型MBP&MBA発売に合わせたキャンペーンですもんね。乗るしかない、このビッグウェーブに!って感じだったんだと思います。
iTunes Card 2枚目半額
次にその「2枚目半額」ですが、これはイケメンだったら半額ということではなく、iTunesカードを2枚購入すると2枚目が半額になる(つまり25%割引)というものでした。なんだー、せっかくはんがくになるとおもったのにざんねんだったなー(棒読み)
結論が先になっちゃいますが、これが一番オトクだったと思います。割引率25%ですし。お一人様1回限りですが、5,000円券2枚で10,000円分が7,500円になるのでかなりオトク感ありました。でも、「そんなにいっぱいチャージしないよ」という人には向いていないですね。いろいろ調べてたら、3,000円券2枚で4,500円で購入していた人も多かったみたいです。
僕はヨドバシ.comで初日に10,000円分を7,500円で購入しました。もらったばかりの某B社の株主優待券を使おうか迷いましたが、これだけのために街まで電車代やガソリン代かけて出てたら全く意味ないので。実店舗が近所にある人以外は、ヨドバシ.com一択ではないかと。送料も無料ですし、翌日に届きましたし。
当初、ヨドバシ.comで販売開始してもすぐ売り切れてしまっていましたが、1〜2日間隔で再入荷も頻繁に行われていたので、どうしても欲しければサイトに張り付いてF5連打するか(笑)、サイト更新通知系のサービス(例えば Follow That Page など)を利用するとよさそうです。そもそもキャンペーン後半では結構余裕を持って買えたようなので、そこまでする必要すらないかもです。
結果論になりますが、焦って初日に買う必要は全然なかったですね。たぶん、在庫はいくらでも用意できるけど適度に品切れにしておくことで客の購買意欲を煽… おや?誰か来たようだ…
割引率25%は6月のキャンペーン中最も高かったのでこれ一択って感じではありますが、1人1回限りなので上限額が限られるという欠点はあります。ヨドバシ.com以外は何をもって1人1回と判断しているかは不明ですが。ポイントカードで照合されるのでしょうか? もし最寄りにあれば、ヨドバシ、ビック、ソフマップとハシゴしたり、知り合いお金渡して頼んだり、どうせ購入時はポイント付与されませんのでポイントカードを使わずにいくつものレジや支店を渡り歩く… とか抜け道たくさんありそうです… が、フェアじゃないのでここでは除外します(笑)
現金割引・ポイント還元・デジタルコードプレゼント
あと3つ(現金割引、ポイント還元、デジタルコードプレゼント)ありますが、これはまとめて考えてみます。
- 現金割引
サークルKサンクスで実施。カルワザクラブに入会し、クーポンを発行するとiTunesカードを割引購入できます。額面は3,000円券まで(最大16.7%割引)。クーポンの発行枚数制限あり(10枚) レジで支払う時にすでに割引されているので後腐れなし。 - ポイント還元
コンビニ3社で実施。iTunesカードは額面通りで購入する必要があります。額面は5,000円券まで(最大20%割引) 一旦、額面通りお金は払いますが、後日そのコンビニが取り扱っているポイントで還元されます。セブンイレブンはnanaco、ローソンはPonta、スリーエフはT-POINT。 - デジタルコードプレゼント
イオンで実施。iTunesカードは額面通りで購入する必要あり。キャンペーンサイトからiTunesコードを登録すると後日メールでデジタルコード(最大20%加算)が送られてきます。それをiTunesで登録するとチャージできます。
扱っている券種が、サークルKサンクスが1,500・3,000円券、ポイント還元のコンビニ3社が1,500・3,000・5,000円券、イオンは3,000・5,000・10,000円券とマチマチなので、共通して買える3,000円券で比較してみます。どれも3,000円券を買うと、500円分(16.7%)の現金割引、ポイント還元、デジタルコードプレゼントと、一見横並びのキャンペーンに見えます。
iTunes Card 3,000円券を購入する場合
店名 | 特典 | レジ支払い | 考え方 | オトク率 |
---|---|---|---|---|
サークルKサンクス | 500円現金割引 | 2,500円 | 3,000円券を2,500円で購入 | 16.7% |
セブンイレブン他 | 500ポイント還元 | 3,000円 | 3,000円券を実質2,500円で購入 | 16.7% |
イオン | 500円券プレゼント | 3,000円 | 3,500円券を3,000円で購入 | 14.3% |
ええと、いい言葉思いつかなかったんで「オトク率」ということで。「実質割引率」ってことですかね。オトク率で比べると、まずイオンが脱落します。同じ500円分のナントカでも、実質的にはパーセンテージが微妙に変わってくるわけです。こうやって比較してるからこそ明確になりますが、各社のキャンペーン告知のポスター見ただけでこの差を把握するのはなかなか大変です。やっぱり商売がうまいなあ、と思っちゃうわけですが。
あ、でも「MarsEdit(3,450円)買いたいけどお財布に3,000円しかない!」という時はイオン一択ですね(笑)こういうケースもないとは言えませんし。出せる額は決まってるけど、なるべく多くiTunesに入金しておきたい、ということならデジタルコードプレゼントを選ぶのも充分アリです。
あとは、コンビニ4社、現金割引かポイント還元か、ということになりますが、もはやその人の生活パターンによる、としか言えません。
現金自体が割引になるサークルKサンクスは、レジで2,500円払えば良いので後腐れがありません。「普段コンビニあまり使わないし、とにかくiTunesカードだけを安く買いたいんだ」という場合はサークルKサンクスで決まりでしょう。ただし、取扱いが3,000円券まで、枚数制限1人10枚までという上限がありますので、最大でも30,000円分を25,000円で購入、までです。
セブンイレブン、ローソン、スリーエフのポイント還元も16.7%なのですが、レジで支払うお金は額面通りです。3,000円券は3,000円で購入します。後日、ポイントが付与されますので、実質的に2,500円で購入できる、という仕組みです。特に枚数制限もなく、取扱い額面も5,000円券までですので 最大20%還元になるので、大量に買うことも可能です。
コンビニ3社(セブンイレブン・ローソン・スリーエフ)での券種別比較
額面 | 特典 | レジ支払い | 考え方 | オトク率 |
---|---|---|---|---|
1,500円券 | 200円ポイント還元 | 1,500円 | 1,500円券を実質1,300円で購入 | 13.3% |
3,000円券 | 500円ポイント還元 | 3,000円 | 3,000円券を実質2,500円で購入 | 16.7% |
5,000円券 | 1,000円ポイント還元 | 5,000円 | 5,000円券を実質4,000円で購入 | 20.0% |
セブンイレブンなどでサークルKサンクスの上限と同じ30,000円分購入しようとする場合、5,000円券を6枚購入することになります。20%ポイント還元となりますので、後日6,000ポイント付与され、実質24,000円ということに。これとサークルKサンクス現金割引25,000円の天秤ですね。どっちがいいとかでなく、人それぞれとしか言いようがないわけですが。
ポイントの考え方ですが、スーパーやディスカウントショップと比べると、たいていのものがコンビニの方が価格が高いので、結局ポイントで買っても得しないのではと思ってしまうのですが、例えば雑誌とか、どこで買っても同じ値段のものを普段から買うことがあるのであれば、それをコンビニのポイントで買ってしまえば現金で買うのと差がなくなります。
あとは、たいていのポイントは共通ポイントなので、セブンイレブンのnanacoならイトーヨーカドーやデニーズ。ローソンのPontaならビックカメラ、ケンタッキーフライドチキン。T-POINTであればTSUTAYA、牛角、ドトール、ガストなど、そのコンビニでなくても他のお店でポイントを使えたりするので、そういう使い途があれば、ポイント還元を選択しておいても結果的に損はしないはずです。
結論
というわけで、長々と書いてしまいましたが、
みたいなオトク感になるのかなあと思います。もちろん、僕の主観的な意見ですし、その時にいくらiTunesにチャージしたいのか、いくらまでお金を使えるのか、などなど様々な条件によって変わってくるとは思いますので、よくご検討ください(笑)
とりあえず、今後は僕は2枚目半額やってたら手厚く購入、もしiTunesの残高が少なくて、必要な場合はその時やっているキャンペーンをうまく活用する、というような作戦でいこうかな、と思ってます。新手のキャンペーンも登場するかもしれませんけど。
次回はいつ頃でしょうね。少なくとも秋?年末?のiPhone 5発売の頃にまた各社大々的に割引セールやるかな、とは思ってますが。
【関連記事】