寝台特急カシオペア ツインルーム

さて。北海道旅行記では後回しにしていたのですが、カシオペアの中がどんな感じだったか思い出しつつご紹介。

カシオペアはすべて個室の寝台特急となります。カーテンで仕切られただけの開放式二段ベッドとかの座席はないです。 僕らが乗ったのはカシオペアツインという、2名用のスタンダードな部屋。広さはトイレ等含めて3畳くらいでしょうか。

寝る時はL字にベッドを作ることができます。ベッドにした時の写真を撮ってくれば良かったのですが… 写真だとわかりにくいかもですが、向かい合わせになっているソファを倒すと平らなベッドになりシングルベッド2つ分確保できます。 うちは5歳の子供もいるのでちょっと狭かったですが、2人旅なら充分な広さですね。

各部屋に2名分の浴衣が用意されていますので、パジャマは不要です。ソファの下に使い捨てのスリッパも用意されています。なお、浴衣のままラウンジカー(12号車)やダイニングカー(3号車)に行こうとすると怒られますのでご注意を。普段着でどうぞ。

 

 

各個室には真空式のトイレと洗面台が設置されてます。

 

 

鏡は開くようになっていて、うがい用のコップと、使い捨ての歯ブラシとシェーバーが用意されています。

洗面台のシンクは鏡の下の壁に収納されてます。

 

室内の照明、時計、エアコンはこのパネルから操作します。小さいですがゴミ箱も。

TVはNHK-BSが見れます。あとは子供向けのビデオチャンネル(僕が乗った日はカンフーパンダがエンドレスで再生されてました)、現在地のナビなどのチャンネルがありました。結局ナビをたまに見て位置を確認するくらいでしたね。せっかくカシオペアに乗ったのにテレビ見てるのももったいないですもんね。

ちなみに、カシオペアに乗っている間に携帯の充電をしたいとか、ノートPCを長時間使いたい場合、家庭用電源を使いたいわけですが、トイレの中に電気カミソリ用のコンセントがあります。1.5〜2.0m程度の延長タップを持っていくといいでしょう。 ただし、延長タップをトイレの外、つまり室内まで引っ張って使おうとすると、トイレの折戸が完全に閉まらなくなってしまうという難点があります。同室するのが家族なのでまあ、問題はないんですけど。

 

それにしても、カシオペアは防音や防振がしっかりしてます。走行音もそれほど気にならなかったですが、隣の部屋の音も全然聴こえてきませんでした。揺れもあまり気になりません。こんなにグッスリ眠れた寝台列車は初めてでした。